PTA芸術サークル 油絵を描く

 11月25日(日) 日曜日です、学校はお休みです。

 投稿は、昨日実施したPTA芸術サークルの様子です。今回の制作は油彩画です。通称、油絵(あぶらえ)と呼ばれることが多いですね。

 13:00開始、15:00過ぎ終了のどちらかといえば短時間での制作でした。

 モチーフは、りんご、洋ナシ(ラフランス)、ブルーベリーです。サイズはP3号サイズで、小作品の部類に入るかと思います。ちなみにP3号というサイズは、Aサイズ、Bサイズで例えるなら、B5くらいの大きさです。

 参加者の皆さんには、人生で初油彩画という方も多数いて、ややてこずった感を持たれた様子でしたが、「これが油絵なんだ~」と体験していただいたことがこちらとしてはうれしかったです。

 油絵具は水彩絵の具と違い、酸化という現象で固まりながら乾いていくため、水彩絵の具のように水が蒸発するのとはまったく違います。。。理解していただけましたかね。。。

 管理人の参考です。左が完成。右は現場でデモンストレーションをしている最中の作品です。

 参加者は15名、みなさん真剣でしたね。。。おっ、総務部長が様子を見に来ましたね。。。

 今回は短時間でしたので、簡単にチョークで下描きし、絵具は最初さらっと描き(やや油多め、絵具少なめ)、そのあと乾くのを待たず、すぐに上から絵具を乗せていく感覚で進めました。(油少なめ)

 絵具を厚くしていくにあたって、まずはモチーフの立体を「明るい」、「ふつう」、「暗い」の3段階で色を見ました。最初はふつうから塗り、それから暗い色を重ね、調子を整え、そこから明るい色をのせ、明るくしていくという感覚です。

 りんごと洋ナシ、どちらも静物画で用いる代表的なモチーフです。今回のように、初めて描かれる方にもピッタリかと思います。

 出来てきました。。。今回は短時間での制作でしたが、十分な出来ですよ。

 絵具が酸化し乾燥した後、この上から皮の様子などをリアルに描くこともできます。これが油彩画なんですね。

 みなさん、お疲れさまでした。。。人生初の油絵、、、いかがでしたでしょうか。。。

油彩 静物画スタート

 11月22日(木) 先日初雪が降り、めっきり寒くなってきました。今日も朝から雪が降ったり止んだり。。。今晩も降り続く予報です。

 さて、投稿は、1年生美術授業、油彩「静物画」です。前回まで油彩の基礎基本でりんごをひとつ描いてみました。本日から静物画のスタートです。。。で、お詫びですが、いつも通りと言えばいつも通り。今日も写真を取り忘れました。一体いつになったらちゃんとするのか、自分でも不思議です。。。

 モチーフは、スパークリングワイン(シャンパン)、ステンレスコップ、木製スプーン、そしてりんごです。モチーフは50cm×50cm×10cm(高さ)のモチーフ台にのせています。モチーフ台は普段使用している机にのせ、台の上を布で覆っています。背景は壁を立てました。その状態を教室内に6箇所用意しました。。そんな状況です。

 正面はこんな感じです。「THE 静物」というようなモノの配置ですね。

 生徒が木炭で描いた下描きです。サイズは小さめで、F4号を使用しています。木炭を使用することに慣れてはいませんが、まぁ、良いでしょう、十分ですよ。

 右側はこんな感じです。何と言ってもステンレスコップが目立つ。上手く描ければかっこいい。。。

 右側から描くとこんな感じですね。。。ややビンが太いかな?それともビンの背丈が足りないのかな?。。。まぁ、いいか、色を塗りながら整えよう。

 左側はこんな感じ。木製スプーンの雰囲気が良いねぇ。。。管理人は好きな構図ですね。

   左側はこんな雰囲気になるかな。。。これもビンの形状がやや違うような気がするけど、まぁ良いでしょう。着色していくしね。。。

  モチーフを並べるときの器具です。。。台にこれを乗せて、型を抜いた箇所にモチーフを置いて、その後この板を持ち上げる、、、そんな感じです。。。

 さぁ、みんな、がんばっていこ~~~。滑り出しは良い感じです! 次回は褐色で下塗りをしましょう。

色彩構成 今日もりんご・・・

 11月16日(金) いよいよ寒くなってきました、西高の寒さ、本領発揮です。校内が寒い。。。

 さて、本日の投稿は3年生美術選択授業です。美大進学希望者向けの授業になります。課題は色彩構成です。多摩美のグラフィックの推薦入試の過去問です。先日からスタートしていますが、今日、彩色に入りました。その様子です。どうぞ。。。

 りんごがモチーフ。それから、アルファベット g の文字を配して、重力を表現する課題です。楽しそう。。。

 で、その問題です。

 彩色開始!!! 鮮やかな黄色が目をひきます。。。りんごをどのような彩色とするのか、楽しみです。。。頑張って。。。

 モチーフのりんごは模造品。。。でも、良くできたリアルなりんごなんですよ、これが。。。

   授業終了。。。たったの50分。。。あっという間に終了。準備と片付けもあるので、ほんとにあっという間に終了です。。。ちなみに手前のは管理人のモノです。。。ミドリって感じです。。。次回はいよいよりんごに手を付けよう。。。

りんごを描く 固有色編

 11月14日(水) ようやく寒くなってきました。どうやら近く雪が降りそうです。。。さて、本日の投稿は、1年生美術授業、油彩画の基礎「りんごを描く」です。先週、木炭で下描きし、褐色系で軽くカマイユしました。カマイユとは、固有色を塗る前に、褐色系絵の具で下地を作ることです。本日は、その上から固有色をのせていきました。りんごらしい色、”赤”で着色です。。。

 またもやですが、授業中は熱中してしまい、様子を取り損ねてしまいました。。。ので、あしからず。。。

 いつも使うボード。。。

 管理人の参考です。褐色の上に固有色をのせていきました。 左から右へ。。。

最初は、赤の色を、3段階程度、「普通」、「暗い」、「明るい」 に何となく分けて塗り、その上から微妙な明るさや質感を描いていきます。最後はハイライト等を入れて終了です。

 今日は、およそ1時間数十分程度の作業になります。

 生徒の絵の具箱です。絵の具は最低限の色数しかありません。

 りんごを描くのに、クリムソンレーキはあった方が良いと思い、美術部室より持って来ました。

ほとんどが人生初めての油彩。。。どうでしたか? 次回からは、応用編です。静物画に入りましょう。

染料系? 顔料系?

11月11日(日) 今日は1並びの日です。いろいろな記念日がありそうですね。管理人が知っているのは、ポッキー&プリッツの日です。。。ただそれだけですが。。。

 さて本日の投稿は、ある業務でプリンターを買い替えることになった話です。

 我が家には10年来使用している古いプリンターがあります。これです。。。

 古いということもありますが、昨日ある理由のため、買い替えることにしました。それは、インクが水溶性の染料系だったからです。ある業務でどうしても油性の顔料系インクで印刷したかったのです。プリンタの染料系インクはそのほとんどが水溶性のため、水に濡れるとにじんでしまいます。油性系の顔料系インクはそれが起きません。

 (そういえば、先日1年生の授業で、染料、顔料の話をしたばかりでした。そんなことがふと頭をよぎりました。)

 ということで、ヤマダ電機へGOでした。

 購入してきました。油性の顔料系インクを使用するプリンタは少なかったのですが、お店の人に勧められてこちらを購入しました。EPSON PX-049Aです。

 左がこれまで使用していた水溶性の染料系インク、右が今回購入したプリンタ用の油性の顔料系インクです。

 印刷の様子は、今までとさほど変わりません。

 しかし、決定的な違いは、水に濡れてもにじまないことでした。これで、作業ができそうです。

  さて、染料系の紅茶にミルクを入れて一息つき、作業を始めます。。。では。。。

色彩構成 過去問

11月9日(金) 3年生美術選択者授業より投稿します。選択者は一人です。。。管理人も同じ課題で作業をしています。

 課題は、色彩構成です。2017多摩美術大学グラフィックデザイン科 推薦入試の過去問題。

りんごをモチーフとし、「g」の文字を配して重力を色彩構成で表現しなさい。条件は以下のとおり

  1. りんごの数と表現方法は自由。
  2. 「g」の文字は、与えられた書体を見本とし忠実に拡大して1回だけ使用すること。
  3. 文字の表現方法は平塗りとする。
  4. 白く見せたい部分は白で塗り、未完成でないことを示す。
  5. 用紙の中央、縦450×横350mmを画面とし、縦位置で使用すること。

 まずは、エスキースから。。。「重力」といっても考え方はいろいろあります。まず、前提は地球上とします。すぐに思い浮かぶのは、上から落ちてくるのが重力です。方向を反対にすると、下に落ちていくのも重力です。それから浮かぶのは、坂を転がってくるのも重力です。次に、理科的に考えると、、、やめておきましょう、今回は一般的な重力の考え方でいきましょう。

 

 問題をよく読み、課題違反をしないようにします。今回は、りんごは何個でも良い。しかし「g」の文字は1回のみ。しかも与えられた「g」を拡大することと、とあります。

  

 着色はアクリル絵の具です。平塗りです。

 実際の試験時間は5時間ですが、おおよそ6~7時間で完成としましょうか。。。(上写真は管理人のもの。。。りんごが落ちる様子ですが、中央ではなく、左に寄せても良かったかな。。。(反省))

西高の夕暮れ

 11月8日(木) 最近、夕暮れがめっきり早くなってきました。冬の訪れですね。

 今日は、美術部活動からの投稿です。といっても部員は1年生レイア一人なので、たまには管理人が描いているものを紹介します。。。部員のレイアの横で油絵を描いています。管理人の専攻は、もともとは日本画ですが、美術教員の都合上、全ジャンル何でもやってきました。油絵もその一つです。絵を描くという意味では、油絵も日本画も、水彩もどれも同じです。絵を描くことが好きな管理人にとっては、どれでも大丈夫です。

 それでは、西高の玄関先、夕暮れの風景です、どうぞ。。。(まだまだ未完です、F30号 7~8時間経過)

 写実に描いています。理由は、レイアの油彩の勉強のためで、見たものを、見たように描いています。 これまでも時々、部員と一緒に横で描くことはありましたが、今はレイア一人で、先輩がおらず、誰かが教えねばなりません。。。ということで、管理人が毎日横で描くことにしています。

 去年の今頃から冬にかけても、たくさん描きました。。。写真以外にもたしか2、3枚は描いた覚えがあります、参考になっていれば幸いです。。。(全て、F30号)

 さて、レイアの絵の進捗状況です。F50号サイズで描いていますが、下描きからここまで、およそ10数時間ちょっとかかったのではないかと思います。管理人はレイアに「1号1時間以上、F50号なら50時間程度は時間をかけなさい。」と言っています。本心はもっと時間をかけて欲しいところですが、勉強との兼ね合いもあり、50時間以上は現実的ではないかもしれません。限られた時間の中で、より良いものにして欲しいところです。

 ところで、絵の具に関してですが、西高では大作用油絵の具、ホルベインのPOP絵の具を使っています。やや物足りない色数なので、ホルベインのアーティスト・オイルカラーズから数色足しています。

 レイア、ちゃんと絵の具の管理をしてくださいね。なくなったら注文しましょう。

油彩画を描こう ~リンゴ編~

11月7日(水) 1年生授業からの投稿です。今日から油彩画に入りました。生徒は人生初めての油彩画です。まずは定番のリンゴを描くところからスタートしました。

 生徒が持っている油彩画の用具です。今年からペーパーパレットにしました。。。苦肉の策です(汗) 揮発性油:ペトロールは購入していませんので、今日はこちらから貸し出しました。

 ペインティングオイルのみで制作を完結しても良いですが、初めて油彩画を学ぶのであれば描き出しには揮発性油:ペトロールは必需品です。。。

 教科書も見てみました。光村図書、高校教科書「美術2」に油彩画のページがあります。参考に見て、勉強しました。

 それでは、本日の作業です。。。が、しかし、、、作業風景を撮り損じました。。。自分が授業に入るとどうもブログのことは忘れてしまいます。。。授業終了後、写真を撮っていないことに気づきました。。。 ということで、終了したものを載せます。

 木炭で下描き → 揮発性油(ペトロール)で褐色系絵の具を下塗り → 本日は終了

 着色は、褐色系 バーントシェナ、イエローオーカー、アイボリブラック を使用しました。

  良いと思います。リンゴの形、褐色系での色ののせ方、初めてにしては、良いでしょう!

 次回、固有色を塗り重ねていきます。リンゴらしい赤が映えると良いですね。。。頑張っていきましょう。

ウルトラマリン

 11月6日(火) 久しぶりの投稿。。。

 先週1年生の授業で、顔料と展色剤(のり)を混ぜ、絵の具を作る作業をしました。その際、顔料のウルトラマリン(もちろん人工ですが。。。)がなくなりそうでしたので買いに行きました。。。が、なんと売っていない。かつてはお目当てのメーカーの顔料は売っていましたが、今は取り扱っていないとのこと。残念でした。

 ということで、ネットショッピング!  ↓

 いつも購入している絵具屋三吉さんから取り寄せです。早い早い、直ぐに届きました。

 さて、” ウルトラマリン ” というと、先日、フジテレビ開局60周年記念番組「世紀の天才フェルメールの罠~世界から狙われた名画の秘密~」 という番組内で、500年前の絵の具の作られ方を紹介していました。その絵の具は、フェルメールが使用した「青」、フェルメールブルーとも称される「青」だ。原料はラピスラズリの原石で、それを削り、小麦粉くらいの細かさになるまで石臼で仕上げていく。その状態の顔料に乾性油:リンシードオイルを混ぜ練り上げ、油絵の具を完成させていた。なんと、先日授業で実施したのと同じだ。。。違うと言えば、顔料のウルトラマリンが、天然か人工かだ。ん~、天然は良いな~と思う今日この頃でした。。。

 ちなみにウルトラマリンという名前は、「海を越える」という意味です。 天然ウルトラマリンの原料となるラピスラズリは、ヨーロッパの近くではアフガニスタンでしか産出せず、それが海路で運ばれたため、「海を越えて(来る・来た青)」という意味なんですよ。 「超海~!」という意味ではありません。。。(笑)

 現在、東京上野の森美術館にて「フェルメール展」が開催中です。フェルメールブルー、よろしかったらぜひどうぞ。2019年2月3日まで。

絵の具って何でできているの?

 11月1日(木) 寒くなってきました、今日から11月です。投稿は本日の1年美術授業からです。。。が、作業風景の写真を撮り損じました。。。どうも慣れません。つい忘れてしまいます。。。ということで、授業終了後に撮ったものです。。。どうぞ。。。

 絵の具は何でできているのか? 絵の具は「顔料」と「展色剤(のり)」でできています。古来より伝えられている顔料は、鉱物を砕いた粉末状のものです。その他にも土や珊瑚、牡蠣なども砕き顔料にしてきました。上の写真は、マラカイト(孔雀石)、アズライト(藍銅鉱)、ラピスラズリ、水晶、方解石、ターコイズ、板甫牡蠣(イタボガキ)、ターコイズ等です。

 マラカイト(孔雀石)を砕いてもらいました。。。

 展色剤とは、顔料を定着させるための、のりのことです。透明水彩やポスターカラーはアラビアゴム、アクリル絵の具はアクリルエマルジョン、日本画は膠(にかわ)、油絵の具は乾性油(今日はリンシードオイルを使用)、テンペラ画は卵(主に卵黄)、といったことになります。今日、勉強しましたね。。。

 顔料、展色剤を座学で勉強した後、実際に自分でいろいろな絵の具を作ってみました。顔料は人口顔料でウルトラマリンです。

 右下はベニヤ板に漆喰を塗り、顔料を水で溶き、塗ってみました。フレスコ画という技法ですね。勉強になっていれば幸いです。

写真について

左上 展色剤:アラビアゴム→ポスターカラー、透明水彩 右上 展色剤:アクリルエマルジョン→アクリル絵の具
左中 展色剤:膠→日本画 右中 展色剤:乾性油→油彩絵の具
左下 展色剤:卵→テンペラ画 右下 漆喰→フレスコ画

 さて、次週からいよいよ油絵を学んでいきます。頑張っていきましょう!