想定デッサン

  8月31日(金) 本日は8月最後の日ですね。平成の8月も今日で終わりです。。。 

 ↑上記写真は、過去の西高生作。

 投稿は、3年生の受験向けデッサンになります。今回「文房具を使用する両手」が課題。

 デッサンは、美術、デザインを志す者としては、必須の課題です。管理人が学生の頃、とくに浪人の頃は、ひたすら描いていました。石膏像を基本に、静物、人物、手、想定、、、毎日毎日、描き続けましたね。

 デッサンのコツは、修練の末につかむものですが、簡単に言えば、まず形をとり、そして陰影をつける、以上。。。というと、バカにしてるのか、となりますので、もう少し丁寧に書くと、形をとる際は、垂直・水平・傾き・比率・・・をよく観察する。陰影は、鉛筆の濃淡(H系:B系)の違いを利用し、紙の上で空気遠近を表現する。また、面を意識し、単に塗る動作ではなく、立体的になるように、鉛筆の跡(タッチ)を残す。。。

管理人が使用する用具。学生の頃からこれらの鉛筆で戦ってまいりました(^_^)v

 

 今進行している課題は想定デッサンですので、やや頭を使いますし、難しいかな、と思いますが、単に塗る作業ではなく、膨らんでいる、へこんでいる等、その箇所が持つ特性を鉛筆の種類を変えたり、こすったり、タッチの方向を意識しながら表現できると良いですね。。。彼女が描いているのは、”コンパスを使用しているところ” で、その状況を下から覗いている様子です。。。たぶん、相当むずい。。。でも、アイデアは良いぞー!!しっかり描きこもう!! きっと上達する!!。。。現在、2時間弱経過  B3画用紙  

管理人も一緒に描いています。↓

アイデアスケッチ

   8月30日(木) 本日の授業は、1年3、4組と1年5、6組。昨日投稿したクラスとは違い、スケジュールの関係上、ようやく平面構成に入り、アイデアスケッチが始まったところです。テーマは「未来」「FUTURE]、どちらを使っても可。

  1年3、4組のアイデアスケッチの様子です。美術教員の仕事は、生徒が描いたモノ、考えたモノを変えさせることではありません。課題スタートに際し、制作の流れを示し、それにかかるであろう制作時間を確認し、”考える、描く”にあたっての方向性を提示し、必要なモノを与え、もちろん参考になる作品、過去の作品などは鑑賞させ、最終的には、個人の描いたモノを尊重する、そして、もっと良くなるのであれば助言をする、それが仕事だと思っています。

 生徒も一人の作家です。未熟さは垣間見られますが、いつか世界を席巻するデザイナーになるかもしれません。。。。みなさん、期待しています!

「未来」「FUTURE」

 8月29日(水) 投稿は、1年生美術授業の様子です。今日は、午前中に1年7、8組、午後から1年1、2組でした。どちらも平面構成の着色に入ったところです。テーマは「未来」または「FUTURE」。

 教科書は、「光村高校美術1」を使用しています。制作手順が出ているページがあり、せっかくですので、参照しながら授業を進めています。その一コマに溝引きの活用例が記されており、生徒が購入した絵の具セットにも溝引き棒がありますので、溝引きとは何かを理解し、実践的に数本ひいてみました。上手く引ければ、制作に十分生かせます。練習あるのみ!

  さて、課題の制作はどうですかね? 制作時間は、正味6時間程度です。アイデアスケッチから本制作へ進めて行きましょう。

 溝引きの他に、教科書には、マスキングテープの活用例も載っていますので、今回、マスキングテープも使用可としています。必要に応じて使用すると綺麗に仕上がりますね。

  平面構成とは、あるテーマの元、平面上に構成されたデザインをさします。「こう描かなければならないっ」という決まりはありません。リアルなものを要求しているわけでもありません。テーマに沿って描かれた構成を、鑑賞する相手にいかに伝えるかが一番の勝負です。そのために、自分自身がいくつもの視点を持ち、どの視点が一番伝わるかを考え、考えがまとまったら、平面上に「形」と「色」で起こしていく、それが平面構成ですね。

 さて制作も半ばにさしかかります。よく考え、丁寧に着色していきましょう。

風のコンダクター

 8月28日(火)、本日、授業は2年生の油彩「自画像」。昨日も自画像の投稿だったので、今日の投稿は別のものを。。。とは言っても、部活動は定期考査1週間前を切っているので、休みになっています。

 ということで、西高にあるOBの作品を紹介。。。札幌西高は、これまで著名な作家を数多く輩出しています。故佐藤忠良先生、故本郷新先生、故山内壮夫先生、故本田明二先生、、、あげればきりがありませんが、上記の先生達は、みなさん彫刻家です。先生方の作品は西高の前庭に飾られています。地域の住民、誰でも見ることができます。まずは、佐藤忠良先生の作品から紹介、、、と言いたいところですが、それはまた後日として、、、みなさんの誰でもが見ることができない作品から紹介してみたいと思います。

 西高生なら知っています。外部の方は知りません。というのも、この作品は外からでは見ることができないからです。その作品が、西高OB:国松明日香先生制作「風のコンダクター」です。設置されているのは、札幌西高構内、校舎に囲まれた中庭、通称ライトコートにあります。コールテン鋼で作られていて、大きさが2m程度の彫刻です。1971年制作とあります。(コールテン鋼:あらかじめ鉄の表面に銅やニッケルなどで緻密な保護性錆を作り出して本体の鉄が錆びるのを防いだ鉄のことです。)

 さて、この作品、管理人はタイトルが好きなんです。「風のコンダクター」。コンダクターとは、オーケストラなどを指揮する、指揮者のことです。一般的に統率者とも訳されています。

 今日は穏やかでしたが、ここ数日は風の強い日が続きました。結構強かったですよね。。。「風のコンダクター」様、何を思われますか?

自画像 難しいかぁ。。。

 8月27日(月)、涼しい一日、いやっ、やや肌寒い一日でした。本日は、2年生の美術、現在は油彩「自画像」を描いています。ようやく終盤にさしかかったところですね。

 生徒は、1年時に一度、油彩「静物画」を描いていますが、まだまだ油彩に”慣れる、慣れない”の話になりますね。とくに人間の肌の色は複雑です。光が当たっている部分、陰・影の部分、パレットで絵の具を作って、それを塗ってもなかなか上手くいかない。そうなんです、一度塗ったくらいではなかなか上手く肌は表現できません。暗部から描き始め、徐々に明部を描き起こしていきますが、乾いてから、赤や青、首元などは緑などを薄く塗ったりして調整していく。そうすることで、肌感が出てきます。でも、、、なかなか上手くはいかない。こればかりは、何度も描く、時間をかけて描くにつきますね。

 誤解のないように、記しておきますが、管理人は生徒に「写真のように、本物のように、写実に描け!!」とは全く言っていません。生徒が絵師になるわけでも、全員美大に行くわけでもありませんから、写真のように描くことが条件では、心底疲れ果てます。ただ、生徒はリアリティを求めます。鏡越しの自分の顔を”なんとかそのまま表現したいっ”、という欲求なんですね。コツを伝授するのは時間がかかります。頑張ってください。

 肌色の色見本↑

 生徒が使用している絵の具は、12色。オイルは、ペインティングオイルのみ。。。これだときついので、ジョンブリアン、コーラルレッド等を用意してあげています。

 本当は、テレピン・ペトロールなども使用したいのですが、個人購入すると自己負担額が増えますので、泣く泣くペインティングオイルのみで描いています。

 部室にある、ペトロール、テレピン、シッカチフ、その他いろいろ。授業でも使いたいなぁ~、と思う管理人もいますが、我慢我慢、使い出したら、お金がパンクする。。。

 授業は短い時間ですが、油彩とはなんたるかを学べれば良いかと思います。ここまでよく頑張ってきました。次回最終回ですね。

やっぱりイームズ は “美しい”

 8月26日(日) 、学校は休日です。本日の投稿は、美術部の話題、授業の話題ではなく、管理人のうんちく、ほんのちょっとだけ書きたいと思います。

 イームズのロッキングチェアは“美しい”。。。

 “イームズ ”、知っていますか? 管理人は札幌西高で勤務する前に、おといねっぷ美術工芸高等学校という、小さな学校に勤務していました。そこでは日々、ものづくりに勤しみ、随分鍛えられました。そんな中、ものづくりの中心になるのはなんといっても椅子でしょう。椅子を勉強する上でイームズ は外せません。

 ところで、イームズ とは、、、デザイナーの名前です。といっても、二人なんです。チャールズ・イームズ とレイ・イームズ のことで、ご夫婦なんですよ。ご夫婦でデザイナーを続け、この世に素晴らしい作品を残してくれました。

 お二人が活躍されたのは1950年代、ミッドセンチュリー期なんて言われています。70年近く前になりますね。

 今回紹介している椅子は、ロッキングチェアです。この椅子は、本体部分がアームシェルチェアと呼ばれ、脚の部分がロッキングになっているバージョンです。“美しい” これにつきます。現代のコンピュータでのものづくりと違い、制作当時はアナログで、何度も作っては形状を確かめ、図面を起こし、優しい座り心地になるように努めたことでしょう。

 管理人が思う良いデザインとは、いつ見ても“美しい”と思えるものです。美しいものは美しいんです。イームズ 、70年経っても“美しい”と思います。

 みなさんも、家具を選ぶ際、長く使うことをイメージし、良いものを選んでみてください。

※少し値は張りますが、イームズ を購入する際、リプロダクトではなく、デザイナーと契約を交わした正規販売店のハーマンミラー社またはヴィトラ社をお勧めします。ちなみにリプロダクトとは、既にデザインの意匠権が長い年月で切れてしまったため、その商品は誰が作ってもよく、正規販売店が作ったものではないもの、ということです。偽物とはまた違います。正式にリプロダクトということをうたって世に出してもいいんです。

  座面裏 ハーマンミラー社 Eames(イームズ)刻印

PTA芸術サークル

 8月25日(土) 本日、学校は休日ですが投稿します。内容は「PTA芸術サークル」の紹介です。札幌西高には、PTA芸術サークルという団体があり、芸術(美術)を愛好するPTAで集まり、毎月第4土曜日に会を開き、楽しく活動しています。会の内容はもちろん芸術に関することですが、その催しは多種多様です。絵を描くこと、モノを作ること、詳しく紹介すると書ききれないくらい活動してきました。

 そんな会ですが、本日は毎年開いてる「陶芸絵付け」の会でした。管理人は毎年描かせていただいていますが、なかなか絵付けの先生の足元にも及ばないところです。本日も及ばないながらも頑張ってみました~。

 参加者は30名程度。みなさん、講師の先生の話を集中して聞いていますね。それでは制作、がんばっていきましょう!

 みなさま、お疲れさまでした。良いお皿、器、鉢になりそうですね。焼き上がりが楽しみです。

 講師の黒羽先生、お疲れさまでした。先生は、札幌西高校のOBなんですよ。ご自身、お仕事で絵付けをされています。黒羽じゅん(くろはじゅん)先生は黒羽陶工房を構え、染付作家として制作されています。作品を見かけた際には、是非どうぞ。

受験対策 デッサン

  8月24日(金) 本日の投稿は、3年生美術選択者授業のひとコマ。

 選択授業といっても、誰でも選択できるわけではありません。原則、芸術・美術大学進学希望者向けとなっています。授業内容は、受験対策として、ほぼデッサンに終始しています。例年であれば2~3名受講者がいますが、今年は1名。。。こういう状況を見ても、美術離れは進んでいるように感じます。

 近年は「絵を描くより、スマフォ」「絵を描くより、ゲーム」「絵を描くより、ダンス」「絵を描くより、軽音」「絵を描くより・・・」。

 多様なツールがある時代、何を選ぶかはその人次第ですが、かつてのように”美術が好き”という生徒がもう少し増えて欲しいものですね。

 課題は「文房具を使用する両手」。サイズはB3。時間はおよそ6時間程度。

 構図はしっかりしたものが良いですが、それよりも”ひたすら、とにかく描く”こと。何度も描いていく中で、コツ を得ること。。。かな。。。頑張って!

学校見学会 部活動紹介〈美術部〉

 8月23日(木) 本日は、札幌西高、学校見学会の日でした。1500名ほど来校されました。体育館にて学校の概要説明を受けられ、その後、校舎内を見学し、部活動も見に来られました。

 美術教室は、来場者を迎えるため、準備万端。これまでに制作した作品をご覧ください。

 管理人は別の場所でお仕事をしていましたが、現場にいた美術部員によると、けっこう来場されたとのこと。ありがとうごましました。どうでしたか、高校生の作品は。。。

 今日も校内は暑かったですね。中学生のみなさん、保護者の皆様、西高はいかがでしたか? みなさんの予想を超えるくらい、西高は充実した高校生活を送れます。みなさんを待っています。頑張ってください。 入学した際には、ぜひ美術部へどうぞっ、てか。。。

 

デザイン 「平面構成」

 8月22日(水)、本日は学校中、蒸し暑い!! そんな中でも授業は行われました。投稿は、1年生の美術授業の様子。課題は、平面構成、テーマは「未来」または「FUTURE]

 夏休み前に、ケント紙を木製パネルに水張りしました。今日からアイデアをエスキースし、パネルに下描きがスタート。

 制作時間は、授業時間で8時間分。。。ただし、実際は1回が50分授業で、準備や片付け、水張りに溝引きの練習もあるので、正味6時間程度の制作時間。大きさは、、、何と小サイズのA4。本来はB3程度で大きく描きたいところですが、時間・材料等を考え、小サイズにしています。

 デザインの役割、意義を学ぶことが目的ですね。構成、配色をよく考えて制作していきましょう!  

 以下の写真は、昨年度の平面構成。テーマは「日本」「JAPAN」「世界」「WORLD」